FA市場が注目されております。
ところでFA宣言残留という言葉を聞きますが、どういうことなんでしょう。
FA宣言は「その所属している球団を離れて他の球団に移籍したい」という意思表示です。
移籍前提の話になります。
しかし、中には宣言をして同じ球団へ残留するという場合もあります。
これが「FA宣言残留」というやつです。
残留するのなら宣言しなけりゃいいじゃんと思いますよね?
当然、宣言するには意味があるんです。
FA宣言をすると、どの球団とも交渉ができるフリーの状態となります。
「君が欲しい!ぜひ、うちに来てくれ!」と手をあげてくれた球団と交渉ができます。
もちろん、現年俸よりいい条件を提示してきます。
となると前所属の球団に「あの球団、僕に◯億円出すって言ってますけど、どうします?もっと出してくれます?出してくれないと移籍しちゃいますよ~」みたいな感じで、より好条件を引き出す手段としても使えちゃんです。いやらしいですが、ビジネスです。
そこで希望の条件を提示してくれたら「じゃあ、残留します」となるわけです。
どれだけ自分を必要としてくれているのか自分への評価も確認することができるんですね。
FA宣言残留はメリットも大きいのですが、反面、宣言してもどの球団も獲得してくれないというデメリットも大いにあります。
残留を認めている球団であれば、他球団との交渉が不調に終わっても残留できます。
もっとも寂しい結果になる可能性があるのがFA宣言残留を認めていない球団の場合です。
どの球団も獲得してくれなかった場合、残留もできません。ということは所属チームがなくなるという状況になります。
場合によっては野球をしたければ自由契約という状況になり大減俸で契約せざるをえないことになります。
条件をよくしようとして宣言したのに。。。みたいな結果になることもあるんです。
丸選手、松山選手の動向が気になってしょうがないです。
では。