当時、ピッチの番号は070から始まってましたが、高校2年生になった頃から周りでは090から始まる「ケータイ」を持ち始めた人が増えました。ピッチとケータイの境は番号でした。
ケータイはピッチの上のランクと位置づけられ、ケータイをもっている人はハイセンスな人間として扱われていました。
そんな人たちに憧れ、私も親にねだり「ケータイ」と手にしたのでした。
最初に持ったケータイは「P502i」でした。
ストレートタイプで真ん中のスティックが丸くとんがっていて長時間使うと親指が痛くなってました。
ケータイでインターネットができることに感動した覚えがあります。いわゆる「iモード」ですね。
画面はまだモノクロで緑のバックライトがなんか、かっこよかったです。
そしてこの端末も光るアンテナにしたりして遊んでました。ストラップも着信で光るものが多かったですね。
NECが折りたたみタイプのN502iを出してましたが、見慣れず、なんかかっこ悪いような気がしてストレートタイプにしましたが、すぐ後悔しましたね。
周りはN派が多く、パカパカさせる仕草がナウかったです。
そんな私を横目に姉は発売したばかりのN502itを手にしてました。
N502itは、なんとカラー液晶でした。
ケータイもついにここまできたかと衝撃を受けました。
と同時に、ストレートタイプや緑のバックライトはダサい…と思い始めました。
それからは折りたたみタイプの機種がどんどん流行しだしたと思います。
今思えば、携帯電話業界はあの頃が一番盛り上がっていたような気がします。
新聞の広告を見ては「次はこの機種にしよう」とか雑誌などで新機種の情報を友だちと交換などしてました。
シェアは圧倒的にdocomoでしたね。その次にツーカー、そしてKDDIというイメージでしたね。
それからJ-PHONEがカメラ付きケータイを大々的に発売しました。プリクラ全盛期の世代にはド・ストライクの機能でした。
その流れでどこのキャリアもカメラ付きケータイを発売しました。
写メール時代の到来でした。
それから「写メちょうだい」「写メ送って」が当たり前になりました。
そんなこんなでパケット通信料を気にせず通信できるパケ放題が発売され、アイフォンが登場し、スマフォ時代の波が押し寄せ、今の時代です。
数十年でガラッと変わりました。
そして数十年後には世界はどうなっているのでしょうか。
楽しみの反面、怖さもあります。
どうか、取り残されておりませんように(*^^*)
では。