恐怖体験。
夜、日課としているランニングをしていたときの話です。
コースは団地内のバス通りなんですが、市内へ出るにはそのメイン道路しかないので車の通行はそれなりにあります。
高校生が自転車で通学や帰宅するルートにもなっています。
その日もいつものコースをイヤホンで音楽を聞きながら長い坂道を登っていました。
坂道の半ばに差し掛かったあたりでしょうか。割と大きめの音量で音楽を聞いていたのですが、はっきりと女性が複数人で笑い合う声がイヤホンを通して聞こえたのです。
聞いていた曲にはそんなフレーズはないし、音量から考えても外からそんなにはっきり聞こえるはずがないんです。
その時はあまり気にせず、「後ろで女子高生が友だちとしゃべりながら帰っているんだろうな」とくらいしから思っていませんでした。
この団地は山を造成して作った団地なので平野部とかなりの高低差があります。
そういう理由でこの団地から通学する学生は電動自転車に乗っています。電動自転車は登りでもスイスイ登るので歩道の端へよって抜いて行くのを歩きながら待ってました。
しかし、しばらく待っても抜いて行く気配がありません。不思議に思ったので後ろを振り向いて確認してみましたが、人の気配すらありません。
怖いですよね~。一瞬で体温が下がっていくのを感じました。
その日はいつもより早く帰宅しました。
冷静になって考えると、自転車で登ってきたとしたら夜なので自転車のライトを点けているはずですが、そのときはそのライトを感じることはありませんでした。
そして女性の笑い声が聞こえた付近は、なんと墓地の近くでした。
では。
投稿日:2018/12/19 投稿者:-