不動産業界に関わらず、情報は大切です。
有用な情報は武器にもなり防具にもなります。(使い方にもよりますが)
しかし、有用な情報をもっていても使えなければ意味がありません。宝の持ち腐れというやつです。
頭の中にインプットした知識もアウトプットしなければ脳みそのメモリを圧迫するだけのゴミです。
使われない知識は記憶の彼方へと追いやられ、いざ必要なときに引っ張りだせなくなります。
今は欲しい情報はググればすぐ手に入ります。すぐググります。それも膨大な量の情報がググれば手に入ります。
そんな情報社会の中で生きていると頭の中の記憶を呼び覚ますという作業がなくなりつつあります。
小さい頃、好きなアーティストの曲を歌詞を見ながら何十回、何百回と聞き覚えていました。
そうして記憶したことは数十年経った今でも覚えています。
人間の記憶は非常に都合良くできています。
脳が不要だと判断した記憶は消え、必要だと判断した記憶はいつまでも残ります。(辛い記憶や苦しい記憶が残るのは何故(・・?))
と、長い能書きをたれましたが、お客様をご紹介いただきました。
ある程度ご希望条件を聞いていたので数件、ご案内してました、私。
そして案内をしている最中でスマホの画面をお見せになり「この物件、御社でも紹介していただけますか」と聞かれました。
その物件はお客様の条件にバチコン、ストライクな物件でした。
予算・立地・広さ・間取り・築年数・設備等々…。
こんな物件を見落とすわけがない…こんなバチコン、ストライクな情報が上がってきていればテンションアゲアゲになること間違いなし。
しかし、こんな情報は無かった。
まさか、案内中にアップされた物件なのか。とすると退去予定の可能性があり、お客様の入居希望日に間に合わないかもと思い、見たらなんと、「即」
そしてその物件の情報元を確認すると、愕然と同時に敗北感を味わいました。
他社仲介不可の業者から出されている物件でした。
そしてそのお客様はその業者へ問い合わせをして申し込みをされたそうです。
いいんです、幸せなら。
それだけで。
では。