まねっこアルパカ
小学2年生の我が娘は寝るときに必ずあるおもちゃを抱いて寝ます。
そのおもちゃとは「まねっこアルパカ」
人間が発した言葉をまねるおもちゃです。
まぁ、うるさい。
作動させると100%の確率で周りの人間に「うるさい!!」と言われます。
そんなおもちゃを毎晩毎晩抱いて寝ております。
抱かれすぎて白い毛が黒ずんでおります。(ぬいぐるみではなく機械が入っているので洗うことができません)
所々には姉につけられたという黄色の絵の具が付着しております。
今は電池がきれていて声を発することはありません。
普段はなぜそのおもちゃをそんなに大事に抱いて寝ているのか疑問に思ったことはなかったのですが、あるとき
娘が急に私に「なんでこのパカちゃん(まねっこアルパカのことをこう呼んでいます)を大事にしとるか教えてあげよっか~??」と問いかけてきました。
そこまで気にならなかったのですが、「なんでなん?」と返しました。
すると娘は「4歳のときにパパが誕生日プレゼントで買ってくれたけぇ!」と答えました。
頭の中の記憶を遡ってみましたが、そんな記憶は蘇ってきません。
なんか気まずいので「お、おぅ。そうか…」と言ってその時は終えました。
数年も前のことなので忘れていたのかもしれません。
その日の夜、嫁にこのことを自慢しました。羨ましがるかなと思ったのですが、嫁のリアクションは
「いやいや、違うし。選んで買ったの私じゃし。勘違いしんさんな」と。
どうやら私の勘違いだったようです。
横で寝ている娘をふと見ると、パカちゃんはそこにおりません。
どこいったんじゃろと思い、辺りを見回すと、目を見開いたまま部屋の端っこの方で横たわっていました。
では。
投稿日:2019/06/04 投稿者:-