とある晩、タクシーで帰宅しておりました。
程よくいい気分でしたのでボーと車窓から外を眺めておりました。
するとタクシーの運転手さんから「今日、カープ残念でしたね~。」と話しかけられました。
野球の話は嫌いではないので「そうっすね~。最近、なかなか勝てないっすね~」と答えました。
とまぁ、うだうだ野球について会話をしておりましたら、突然話の話題を「あのねぇ、私、実は占いをやってるんですわ。」と変えてきました。
私はあまりその辺のことに興味がなかったので「そうなんっすね~。」と軽い感じで返しました。
察しない運転手さんはどんどん話を進め出しました。
私は「やっべ、スイッチ・オンしちゃった…」と思い、それでも何か興味がある話がでてくるかなと聞いておりました。
どうやら、その運転手さんは「宿命占術」という種類の占いをやられているそうです。
「人間の宿命はすでに決められており、その宿命は変えることはできない。しかし、宿命を知ることにより、運命を変えることはできる」というのです。
ふむふむです。
宿命は変えられないが、運命は変えられる…
どういうこと!?
ってか、宿命ってどうやって知るの!?
運命ってどうやって変えんの!?
状態です。
そしてその運転手さんはクイズをだしてきました。
「ある双子がいました。全く同じ環境で双子は育ちました。片方は社長になり裕福な生活をしてますが、もう片方は貧しい生活をしております。なぜでしょうか」
私は「ん~、なぜでしょうね。タイミングっすか~」と的を射ない答えをしてしまいました。
答えたあと「なんのタイミングや」と心の中で自分でツッコミました。
その答えを聞いて運転手さんは「どうせ、ドヤ顔でもっともらしい答えを言ってくるんでしょう」と思っていたらその運転手さんはびっくりした様子で「お客さん、大学出てらっしゃいます!?」と言って来ました。
私は「はい、経営学科を四年半かかって卒業しました。」と答えました。
そして運転手さんは「文系なんですね(*_*)さきほどの質問に対して早く正解をされたので理系を出られたのかと思いました」と。
タイミングが正解の理由がよく分からんし、理系が正解を出す理論も分からんし。
よく分からんクイズを出されて正解してしまったそんな夜でした。
では。