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定礎とは。

マンションやビルのエントランス付近の足元に「定礎」と彫られた石板をみたことがあると思います。

これは「ていそ」と読みます。

礎を定めるという意味で埋められ文字とあわせて竣工年月が彫られているのが一般的です。

竣工年月とは建物が完成した日(完了検査をした日)です。

なぜ、このような石板を埋めるのか。

もともとはヨーロッパでの定礎式が由来だと言われれています。

柱が地面からの湿気などで腐らないように石(礎石)を土台として、その上に柱を立てて建築してました。

位置を決めて礎石を置くことを「定礎」と言います。

今ではこのような作業をすることがなくなり、定礎式も行われなくなりました。

その代わりに建物が完成した日を石板に彫り、記念としてその石板を建物の一部に埋め込むという形になったみたいですね。

ただ石板を埋め込むだけではなく、その奥には定礎箱と言われる長期間経っても腐食しない鉛や銅、ステンレスでできた箱の中には、

・建物の設計図

・その日の新聞記事

・関係者名簿

・通貨

など、その当時のことがわかる物を入れるみたいです。

いわゆるタイムカプセル的なものですね。

しかし、この定礎箱は建物が壊されるときに初めて掘り起こされるものなので、なかなかお目にかかることはありません。

築年数が経っても定礎箱の中はその当時のままということですね。

なんか、ノスタルジックな気持ちになりますね。

では。

投稿日:2019/10/13   投稿者:-